茨城県ぶどう連合会が夏季研修会を開催しました

2025.06.26

 令和7年6月11日、茨城県ぶどう連合会は、結城支部の結城ぶどう組合(結城市)の2園地で夏季研修会を開催し、梅雨入りで終始降雨となりましたが、生産者67名、県関係機関等24名、計91名と、多くの参加がありました。研修園地は昨年12月に開催した冬季講習会の会場となった霜よけハウス栽培と露地栽培の園地で、今回は、現在の生育状況の確認と栽培管理のポイントを学びました。

 最初に、阿久津会長から、今回の研修を是非、会員それぞれの経営に活かしてほしいと挨拶があり、結城市を管轄する結城地域農業改良普及センターから歓迎の言葉を戴きました。研修会では担当普及指導員より、園主の経営概要について紹介後、県園芸研究所果樹研究室の研究員が講師となり、第一園地では「4年生樹シャインマスカットの、ロケット一文字整枝を参考にした整枝せん定法について」、第二園地では「巨峰の有核栽培・無核栽培の留意点について」、生育調査結果や樹体状況、管理の特徴等について説明がありました。

 近年の気候変動により夏季の猛暑が続いていることから、高温対策については、各園主から果実の日焼け対策等について取り組みの説明があり、終始活発な質疑応答が行われるとともに、生育状況を観察しながら会員同士の情報交換が密に行われ、有意義な研修会となりました。