県と共催のイチゴ現地研修会に多くの会員が参加しました
2025.11.06
令和7年10月15日(水)、茨城県いちご経営研究会の鷺谷会長のイチゴハウス(筑西市)において、県農業総合センターと茨城県いちご経営研究会の共催によるイチゴ現地研修会が開催され、生産者45名、県等関係機関30名、計75名が参加しました。
研修会では、クラウン冷却の実証結果及び実践事例と、イチゴ定植後の高温対策技術について学びました。
クラウン冷却技術は、クラウン部に井戸水や冷水を流したチューブを添わせ、局所的に冷やすことにより、草勢コントロールと花芽分化の促進に有効な早期の安定出荷につながる技術です。
クラウンの冷却については、チューブがクラウン部に触れるように設置し、チューブとクラウン部を密着させ確実に冷却できるようにし、冷却期間は定植後から第1次腋花房が分化するまで継続して行い、普及センターに検鏡を依頼し確認をしてから冷却の終了時期を決めているとのことでした。冷却時間は、24時間かけ流しで、地温が地下水温より下がる時は停止し、排水はパイプを接続して用水路に流せるように設置してありました。
高温対策資材については、遮光・遮熱ネット、換気(肩・妻面)、外気導入、屋根散水等を状況に応じて、複数の対策を組み合わせて対策をすることが効果的とのことでした。
参加者は圃場を観察しながら、鷺谷会長の説明に熱心に耳を傾け、質問も多く出るなど、充実した研修となりました。



