茨城県野菜養液栽培研究会が技術研修会を開催

2023.11.30

 茨城県野菜養液栽培研究会は、11月7日(火)、Strawbrry farm 古河(古河市、道の駅「まくらがの里」に隣接)のイチゴ水耕栽培施設及びナス水耕栽培施設(栃木県真岡市)において、令和5年度技術研修会を開催し、会員、賛助会員、県関係機関等、30名が参加しました。

 Strawbrry farm 古河は、当会の青木会長が経営する農事組合法人ファーム八千代のいちご狩り園で、今年12月にオープンする施設です。施設は通路が不要なリフト式の栽培ベンチを導入しており、栽植密度10,000本/10a以上の密植を実現していました。参加者からは栽培品種、栽培システム、給液方法、病害虫対策などについて質問があり、活発な質疑応答が行われました。

 ナス水耕栽培施設の経営主の渡辺寿章氏は水稲農家でしたが、20年前から価格が比較的安定しているナス栽培(12月~春先出荷)を水耕栽培で開始したそうです。近年は夏季の猛暑対策が大きな課題とのことでした。当研究会では施設ナスを栽培している会員はいませんが、ナスの設備投資費や収益性、必要な労力、繁忙期などについて活発な質問があり、興味深く話を聞いていました。