森林整備支援

森林資源の調査

あなたの森林の価値を見積もります。

森林資源の調査とは、森林や林業経営に必要な事項について林内調査等を実施することです。主な調査項目は、林地面積・樹種・林相・林況・病害虫の被害状況等です。これにより、その森林や立木の価値を見積もることを森林評価といいます。
森林評価には、その立木の林齢及びその評価の目的・方法により、(1)市場価逆算法 (2)費用価法 (3)期望価法 (4)グラーゼル法 (5)マルチナイト法などがあります。
立木を売却する際などの参考とするために、事前にその森林の伐採収益がどのくらいのがあるか調査します。あなたが所有している森林の価値を評価してみませんか。

森林資源の調査状況

森林資源の調査状況

市場価逆算法 市場価格のある立木で市場においてどれほどの値段で取り引きされているか、取引事例 に着目して求めるもの。最寄り市場で取り引きされる市場価格から伐採・搬出に要する事業費等を控除して立木価格を求める手法であり、市場価格のある立木にはこの手法が用いられるのが一般的である。
費用価法 人工林で10年生以下の幼齢林で、市場価格のない立木において、これまでにどれほどの立木育成費用が投じられたのかに着目して求める手法である。
期望価法 人工林で11年生以上の立木で、市場価格のない立木において、これを利用することによってどれほどの収益が得られるか収益性に着目した理論的な手法である。一般的には伐期に近い壮齢林に適用するのが有効である。
グラーゼル法 実験により統計的手法に基づき数学的補正を行った式であり、計算が簡便であることから採用される手法である。一般に幼齢林から壮齢林までの中間齢級の立木に適用される場合が多い。
マルチナイト法 造林費の投入を伴わない伐期未満の天然性林の場合において、グラーゼル式の造林費を考慮しないで求める手法である。

森林の評価を希望される方は(公社)茨城県農林振興公社 林業緑化部までお問い合わせ下さい。